【薬学生の考察】ノーベル賞、患者から見える景色は

医療記事

おはようございます。

最近寒くなってきましたが、皆さんはお元気でやっているでしょうか。

ちなみに私は盛大に風邪をひいています…

 

最近の医療トピック

さて、ここ最近の医療関係の最大のトピックスは、「ノーベル賞」でしょうか。

京都大学の本庶佑氏がノーベル賞を受賞されましたね。

オプジーボのようないわゆる「免疫チェックポイント阻害薬」といわれるお薬の発見です。

簡単に言ってしまうと、「がん細胞が免疫細胞を攻撃できなくする」ことで治療を行います。

これによりがんが治癒される方も出てくるでしょうし、

実際に人類のがんとの戦いに大きな一歩を与えている偉大な先生だと思います。

しかし

気づいているでしょうか。考えたことがあるでしょうか。

ノーベル賞の受賞の裏には、社会の闇も存在しているということを。

 

ノーベル賞の”闇”

以下のページをご覧になったことがあるでしょうか。

https://medit.tech/appeal-for-not-searching/

すごいタイトルですね。

Googleで「免疫療法 がん」のように検索してみてください。

どのような景色が見えるでしょうか。

「原則1コースで終了する免疫療法」とか、「自家免疫」とか、

いろんな言葉がネット上には溢れています。

 

患者は正しい選択をできるのか

医療に少しでも精通している人間であれば、

このような情報が信頼に足るものではないと判断できます。

しかし、患者にとっては、ネット上は情報の樹海です。

この樹海の中から、藁にもすがる思いの患者さんが選び出すのは、

●正しい情報が載っている、国立がん研究センター

「体験談」「1コースで終了できる」がん”免疫療法”

のどちらでしょうか。

明らかですね。

 

こんなことがあっていいのか

一般人のリテラシーの低さを利用してビジネスを行う。

これ自体が悪いとは言いません。

今の時代、価値を生み出すのは情報格差ですからね。

しかし、今回の現場は「医療」です。

こうあっていいのでしょうか。

命がビジネスでやり取りされることがあっていいのでしょうか。

 

どうか、伝えてあげてください

ネットの情報には嘘が紛れています。

「そんなことは分かっている」

そう考えたあなた、自分が切羽詰まっているときに、本当に正しい判断ができますか。

誤った判断を助長する社会があってはなりません。

私1人の力で、このような現状を今すぐ変えることはできないかもしれない。

しかし、この文章を読んだ方が少しでも「ウソ」に敏感になってくれることを、

心から祈っています。

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